緊張しない方法が知りたいです。あがり症で面接やスピーチのような大事な場面で、いつも頭が真っ白になり、質問をされると言葉が詰まったり手が震えてしまいます。思っている事の半分の伝えられない事ばかりで悩んでいます。何か良い対策があれば教えてください。
緊張の種類を変えてください。
緊張するってことはドキドキするってことですよね。実はドキドキには2種類あるんです。
1つが不安からくるドキドキ。目前に迫ったことに対する不安。失敗するんじゃないか、うまくいかないんじゃないか、怒られるんじゃないか、そういった不安ですね。
そしてもう一つがワクワクのドキドキです。
これがどういったドキドキなのか。例えば、ばっちりと対策をして、自信満々の試験を受ける直前。抜かりなしのプレゼンの直前。好きな女の子に告白のメールを送ろうとする直前。
その時のドキドキって不安のドキドキでは無いですよね。これから待ち受けている「良き未来への可能性」対するドキドキなのです。
おそらく、大多数の人が克服したいと考えているドキドキ、つまり緊張は、この不安に対する緊張です。
では、その2つの違いとは何なんでしょうか。
それはその問題に対する期待値ですよね。その緊張の対象となる問題に対峙した後に起こる出来事への期待値なんですよ。低ければ不安、高ければワクワク。ということです。
この2種類の緊張と言うのは、全く別の種類ではなく地続きになっているんです。つまり期待値によってどちらの緊張になるかが決まると言う事ですね。
と言う事は、不安からくる緊張は、期待値を上げることによって、ワクワクの緊張に変えることができると言うことです。
そして、期待値を上げるためにできる事と言えば、それが事前対策ということなんです。
例えば、学校の試験であれば、どれだけテスト勉強を重ねたか。面接であれば、どれだけ受け答えの対策を打ったか。恋愛であれば、告白するまでに、どれだけ親密な関係を築けたか。それによって緊張の種類は変わってくるわけです。
ばっちりと対策をしたテストは期待値が高かったですよね。だからテストの点数が公開される時は、ワクワクの緊張があったと思うんですよ。だけど、テスト勉強が十分にできなかったテストに対しては、不安でドキドキしましたよね。
緊張は意識して止めることができません。緊張するときは必ず緊張します。なので止めようとするのではなく、その種類をポジティブなものに変えるべきだと僕は思います。
不安による緊張。
「もしかしたら失敗するんじゃないか」といった類の感情から来る緊張は、その余計な心配が短期記憶に負荷をかけます。その結果、本来のパフォーマンスを発揮できず、本当に失敗する可能性を上げてしまうそうです。
失敗しそうだなと思った時は、うまくいかないことが多いですよね。だけれど、その気持ちを抑えようとすればするほど、そこに注意が向いてしまうので、余計にその考えを強めてしまう。悪循環となってしまうわけです。
それを回避するための方法は、やはり事前対策、とにかくその緊張を引き起こす問題に対して、練習と対策を積み重ねるしかないのです。
しかし、ただ繰り返せば良いというわけでもなさそうです。
その際のポイントはどれだけ本番に近い環境を用意できるかと言うことです。
不安による緊張は、基本的に今まで経験したことがないことだから起きるものですよね。何度も経験済みで、今までも何度も成功体験を積み重ねているものであれば、緊張することはないですよね。
限りなく本番に近い環境を再現して、その環境で完璧に対策ができれば、本番のパフォーマンスも期待ができます。
例えば面接なのであれば、服装はどんな服装とか、どういった会場で行われるのか、面接官の顔や風貌はどういったものなのか、男性なのか女性なのか、面接中に腰掛ける椅子はどのようなものなのか、面接室の温度はどれぐらいなのか。可能なかぎり実践に近づけるのです。
僕の体験談で言うと、ピアノの発表会に向けて、家のピアノで猛練習をしていたんですけど、いざ本番になると、家のピアノとは全く違うわけです。座る椅子も違うければ、会場は何倍も家も広い。普段着ている服とも違う。その空間にいる人数も違うこうなると、もうほぼはじめての体験となってしまうわけですね。その新鮮さが「失敗するんじゃないか」の不安を駆り立てて、その考えが短期記憶を支配し、パフォーマンスを落として、失敗をする。そんな経験が実際にありました。
もしそのピアノを、本番と全く同じ環境で練習することができれば、僕の緊張はワクワクするものに変わっていたかもしれません。全く同じ環境は無理かもしれませんが、近づけることができますし、意識をするかしないだけでも、大きく違ってくるのではないでしょうか。
不安は、パフォーマンスを落としますが、ワクワクする感情というのは、ドーパミンを分泌しパフォーマンスを上げてくれます。本番に強い人は、しっかりと事前対策ができているのでワクワクする。そのワクワクがドーパミンを分泌し、結果的に普段よりも良いパフォーマンスを生み出してくれる。そんな感じなのではないでしょうか。
また、環境を実際に再現することがどうしても難しい場合は、イメージトレーニングも有効です。
脳は、実際に体を動かして行った動作と頭の中で想像した動作の違いを区別できないそうです。どちらも脳にとっては電気信号に過ぎないのです。つまり頭で動作をイメージすれば、実際に体を動かす事と同等の効果を得ることができるんですね。
これを『視覚化能力』と言います。
スポーツなど体を動かす動作で特に有効なテクニックではありますが、こういった緊張への事前対策でも、ある程度は効果があるのではないでしょうか。
いずれにせよ、事前対策をすること。
これが不安の緊張を解決してくれます。
ぜひお試しください。
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