優柔不断を治したいです。つまらない事でもいちいち悩んでしまい、それに時間を取られては肝心のことが出来なくなってします。 買い物や食事の注文でもとにかく悩みすぎて周りに迷惑をかけることも多いです。何か良い対処法はありませんでしょうか。

『知らない方』を選んでください。

 

『悩んだら今まで経験したことのない方を選ぶ』というルールを作ってみてください。

これは僕がやっている方法なんですけど、考えてはダメなんです。あらかじめルールを決めちゃうんです。

何か2つのもので悩んで、どっちを選ぶかって時にその優柔不断が発揮されてしまうと思うんですけど、その時にあらかじめ決めたルールに当てはめるんですね。

そうすると、どっちが良いとか悪いとかではなくて、どっちを経験したことがあるかないかで判断することになり、悩んだり考えたりすることがなくなるんです。

で、そのどっちも経験したことがあるって言う場合。

その場合には最も経験した記憶が古い方を選ぶようにしてるんですよ。

例えばクリームパンとアンパンで悩んでるとして、前回食べたのがクリームパンなのであればアンパンを選びます。そうなると次回は問答無用でクリームパンを選ぶことになります。

これでどんなパターンにでも対応できるんですね。

で、これの良いところ。

結局、優柔不断っていうのは、完璧主義のうちの1つだと思うんですけど、失敗をしたくないんですよね。

だから選ぶと言う行動が難しくなってしまう。
完璧なものを選ばなければいけない。
絶対に後悔したくない。

その結果、優柔不断が発揮されてしまう。

そんな感じだと思うんですけど、今までに体験したことがないものを選ぶってルールを作ると、自分の中に新たなサンプルが一個できるわけじゃないですか。

今まで知らなかったものを選んだ時は、もちろん失敗することもあると思うんですよ。

「あ〜コチュジャン味じゃなくて醤油味にすべきやったな〜イカ焼きィ〜」

でも、その失敗をすることによって、次はもう二度と同じ過ちを犯すことはないですよね。次回からは醤油味一択になるわけです。イカ焼き。

つまりイカ焼き選びに関しては金輪際ミスる事がなくなった俺最強ってステージに突入できたということです。

結果的に、また一歩、完璧に近づくことができたと言えますよね。

もちろん考え方の話に過ぎないので、現実的には普通にミスってるだけなんですけど、特にこういう優柔不断なんてものは、原因もマインドによるところが大きいので、いかに都合よく解釈するかがポイントなのではないかと僕は思っています。

完璧を直そう、優柔不断を直そうとするのではなくて、より完璧なものを目指すためにわざと失敗を重ねるってことです。

なので、考え方としては優柔不断を治すと言うよりも、優柔不断が発揮される状況を作らない為に、たくさんデータを集めていくって言う感じですかね。

失敗は完璧を目指すための、優柔不断をなくすためのデータ集め。

「これはダメだった」ってデータをたくさん集める。今まで経験したことのないものを積極的にとっていく事がそのスタートになるんですね。

 

あらかじめルールを決めておくことで、まず優柔不断の発現を回避できますよね。

で、色んなものを経験したことによるデータによって、選択の精度が上がるので、迷いを回避できる可能性を高める、って言う感じですね。経験があればあるほど物の良し悪しの判断はつきやすくなりますからね。

最初はたくさん選択の失敗があると思うんですよ。今まで選ばなかったものを積極的にやっていくので、でもそれが結果的に優柔不断の対策になるんです。

 

ただまぁ、これだけではまだルールが不十分だと思うんですね。

というのも今まで体験したことのないものの中から選ばなくてはいけない状況が必ず起きるわけですよ。

そういう時に僕が決めてるのは、どちらか一方でより新しい方を選ぶってルールです。

新しいものって、基本的に過去のものアップデートなわけじゃないですか。企業がその社運をかけて送り出したアップデートバージョンてことなので、もちろん色んな事情はありますけど、基本的には新しいものを選ぶっていうのが正解なんですよ。

新しいものが一番イケてる。
そう考えるべきだと僕は思っています。

例えばiPhoneだって必ず新しいものを選ぶほうが良いんです。
たとえデザインやOSが1世代前の方が好みであっても。

もちろんその値段の問題とかあると思うんですけど、悩むポイントが値段などであればそれはやめたほうがいいと思います。

別のポイントで悩むのであればまだしも、値段で悩むのは、いずれ必ず後悔することになるのでやめた方が良いと思っています。

最悪の場合、両方買うことになります。経験者です。

 

世の中はものすごいスピードで時間が流れています。

1年前まで良いと思っていたものが、もう今では全く話題にも上がらなかったり、そんなことも平気であるわけで。

例えばそのiPhone4sから5になって背中がツートンカラーになった時ビックリしましたよね。

 

「ダッサ」思いましたよね。

 

だけど、あれこそ超一流のデザイナーやプログラマーたちが社運をかけて開発した製品。しかも世界中に注目されてるわけじゃないですか。

「ダッサ」思った僕らの感覚がすでに遅れていたんです。

あれが最新だったんですよ。当時もっともイケてるデザインだったんです。僕らのような素人が判断すること自体がおかしいんです。そう考えるべきなんです。

 

そしたらすぐに背面フラットなカラーリングに戻りましたね!!!!!!!!!!!!

 

でもそれで良いと思うんです。その時の旬を一度は受け入れる。自分でちょっと違うなと思っていても、新しいものは一回経験してみるっていうことが大事だと思うんですよね。

今の自分の感覚で良いものだけを選んでいると時代についていけなくなるんです。すぐに時代遅れの人になっちゃいます。

常に新しい刺激を自分の中に取り込んで、多少それが相容れない感覚のものだったとしても、その歪みや違和感に慣れていって自分をアップデートする習慣を作るべきなんです。

むしろその感覚を楽しむべきだと思うのです。

なので、新しいものを選ぶのはとても良いことだなと僕は考えているんですよね。

ちゃんと経験した上で、やっぱりこれダサいなと思ったなら、その時は自分の感覚で選んでいいんじゃないかなと思いますよ。

結局フラットなカラーリングに戻ったiPhoneのように、よくあるわけですよ。そんなことって。だけどそれを一度経験しているかしていないかの違いが今後の僕らの選択で役に立ってくるサンプルになり得るんじゃないかなぁと思っています。

 

なので優柔不断の対策としての回答は「ルールを決めてしまう」って事。

今まで使ったことがないもの、普段選ばない方を選ぶ。

そしてどちらも普段使ったことないものや、選んだことないものなのであれば、より新しい方選ぶ。

たくさん失敗をする事で、様々なデータが蓄積される。
今後、自分の意思で選択しなければならない時も、そのデータが選択の精度を高めてくれるでしょうし、直感も磨かれます。

直感について、僕のバイブルの1つである『ファスト&スロー(上)あなたの意思はどのように決まるか?』でこのように語られています。

「状況が手掛かりを与える。この手がかりをもとに、専門家は記憶に蓄積されていた情報を呼び出す。そして情報が答を与えてくれるのだ。直感とは、認識以上でもなければ以下でもない。」(p29)

ファスト&スロー(上)あなたの意思はどのように決まるか?

何か問題に直面したとき、たとえばチェスで次の一手をどうするかとか、どの株を買うかと言ったことを決めるとき、直感的思考というマシンは自分にできる最善のことをする。しかるべき専門知識を持ち合わせているなら、状況を認識した上で頭に浮かぶ直感的な解決策は概ね正しいだろう。(p30)

ファスト&スロー(上)あなたの意思はどのように決まるか?

直感は論理の上位互換です。その対象に対しての自分の経験が深ければ深いほど、直感は正しい答えを導き出してくれるんです。

何かしらの選択が差し迫ったときに瞬時に、過去の経験からパターンを呼び出し、それらと照合して目前の問題に対しての是非を決める。それが直感です。

つまりそのいろんな体験があればあるほど直感は頼りになるという事です。

その全てのファーストステップが「普段と違うものを選ぶルール」なのです。

  

優柔不断がなくなれば選択は早くなります。選択は早くなればなるほど、人生におけるチャンスの回数を増やすことができます。なぜなら時間は有限ですからね。

どうしようかと迷ってる暇があれば、ルールにのっとってさっさと決めてしまう。もしその選択が間違いであっても、選択と行動が早ければ後から軌道修正ができます。そこでモタモタしてしまうとその選択の重みがどんどん増えてゆき『失敗できない』状態になってしまいます。

転職もモタモタしてたら年齢が上がり、選択肢は狭まりますよね。だけれど早ければミスっても若いから軌道修正ができる。

選択は1に早さ、2に正確さ。

ぜひお試しください。


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ファスト&スロー(上)あなたの意思はどのように決まるか?

ある文章なり発言なりが本当だと言う事を、あなたはどうやって知るのだろうか。理路整然としているもの、あなたの日頃の考えや好みを連想させるもの、あなたが信用している人や好感を抱いている人から発せられたものなら、あなたは認知しやすいと感じる。(p119)

30ドルを確実にもらうか、80%の確率で45ドルの方がよいか?

僕たちが意思決定を行うときに、直感的思考と熟考的思考がどのような働きをするのかについて書かれた本です。こう聞くと難しそうですが、読みやすい。そしてめっちゃ面白いです。

これもやはり、ほぼ全ページがドッグイア(角を折るやつ)状態。読みすぎてボロボロです。

断言します。必読書です。