タバコを辞める方法が知りたいです。電子タバコに変えてみたりニコチネルパッチも試してみましたが、ことごとく失敗しました。もはや普通の方法では無理な気がしています。こんな意思の弱い自分でも辞められる方法を教えてください。

未来日記を書いてください。

 

タバコを辞めなかった自分に待っている「最悪の未来」の日記です。

肺がんを患った日のこと。
余命宣告された日のこと。

止めなかった場合の最悪の未来ですよね。まだまだやりたいことがたくさんあったのに、あの時辞めていれば…

そんな後悔に苛まれながら日記のページを閉じる。

大丈夫。たった今、その最悪の未来から帰ってきたで。

ってことですね。

後で詳しく書きますが、未来の自分に対して動機付けをするのです。

 

犯罪的なことをしてしまって絶望してたら目が覚めるやつ。「夢やったわ…」ってやつ。誰にでも経験あると思います。

あの瞬間、絶対に犯罪を犯さないって心に誓いましたよね。

あの感情を意図的に作り上げるってことなんですよ。目が覚めた瞬間の異常なまでの安堵感、あれを作るんです。

で、あの安堵感の秘密はリアリティなんですよね。

夢って言わば錯覚なので現実的には体験していないんですけど、感覚的には限りなく現実に近い体験なわけじゃないですか。

起きているときに頭の中で妄想するのと、夢で体験するのは、やっぱりリアリティが全く違うんですよね。どちらも頭の中が作り出した空想には違いないんですけど、リアリティが違うから感じる重みも違うんですよね。

だから、最も効果的なのは、例えばさっき例として出した「肺がんになった日」って言うのを夢で見ることです。つまり夢で肺がんになってしまって、その後悔を実際に疑似体験する。そうすればたぶん、辞められます。

でも、それは不可能ですよね。自分で夢をコントロールすることはできないので。

では、どうやって同じ位のリアリティを疑似体験するか。

それが「最悪の未来」を日記に書くってことなんですよ。

もちろん、未来の日記も想像に過ぎないので「実際に体験した」て感覚を作る事は難しい。しかし日記に書けばそれがある種の事実として可視化するじゃないですか。そこにリアリティが宿ると僕は思うんですよ。

もちろん、ただただ「肺がんになったっす。ヤバいっす」って書くだけでは弱いですよ。20分とかかけて綿密にその時の状況や心境っていうの描いていく。そうするとかなり入り込むことができるので、リアリティが生まれてくる。

そこでページを閉じる。

まだ間に合う、何も始まってない安堵感が湧き上がってきます。

 

さて、ではなぜ僕がこのやり方を推奨しているかと言うと、それは、辞めるための動機付けが未来の自分に対してだからなのです。

タバコに限らず、暴飲暴食だったり、無駄遣いだったり、いわゆる悪癖に対して、その辞める動機付けを家族とか恋人もしくは、ペットなど自分以外のものにすることが多いと思うんですよ。

家族のために長生きしたいとか。
恋人がタバコが嫌いだからとか。
ペットの健康に悪いからとか。

人間と言うのは、誰かに対しての義務や責任を果たそうとする生き物なので、確かにそれは正しいことだとは思うのですが、実はそれだと動機付けとしては弱いのです。

最も強い動機付けは、未来の自分に対してなのです。

一見、他者への優しさとも取れるような動機付けであっても、結果的には、未来の自分への動機付けになっていることが多いです。

職場のデスクは綺麗に出来るのに、家のデスクはぐちゃぐちゃとか。
会社の業務は先延ばしをせずに処理できるのに、家の洗濯物は明日に先延ばし。自己紹介ではないです。

誰でもあると思うんです。こういうことって。

これは、何故かと言うと「人の目」があるからですよね。他者に対して迷惑をかけてはいけないと言う、義務や責任から来る行動なわけです。

でも、これって実はよく考えてみると、未来の自分のためだと思いませんか。

つまり、嫌われたくない自分のためなんです。

責任感がない人とか、だらしない人とか、周りからそうやって思われている未来の自分になりたくない、それを避けるための行動なんですよね。

つまり、今の自分っていうのは、未来の自分に対して責任義務を果たさなければならないと考えているんです。

となると、辞めたい悪癖は、未来の自分へ働きかけるのが1番効果的なのです。

今の自分に対しては、やはり当事者意識が強いので、こういった、他者への責任や義務としての目を向けることが難しいのです。今の自分を俯瞰することって難しいですからね。

しかし、未来の自分に対しては、一歩引いた目を向けることができるんですよ。

未来の自分って、どこか他人事に感じるじゃないですか。だから先延ばしするわけですよね。明日の自分が何とかしてくれる。このポテトチップスを食べても、未来の自分が何とかしてくれる。つまり感覚的には他人だと思っているんですよ。

その観点から考えても、やはり今の自分への動機付けと言うのは弱いんですよね。「明日がある」と言う保険があるから。

だから「どうにもならない遠い未来」から逆算しなければならないのです。

翌日では健康への影響って少ないわけじゃないですか。その日一日お酒やタバコをやめたからって大して変わりませんよね。それだと夢で犯した犯罪並みの後悔っていうのは生まれないんですよ。

過ちを積み重ねてきて、もはや取り返しのできない未来から逆算。これが1番効果的なんです。

 

まぁでも、とは言っても、そんな先の未来を想像するなんてあまりに非現実で難しい場合は、とりあえずは翌日とかでも良いかもしれないです。

昨日タバコ吸ってもた…
せっかく禁煙してたのに…
また一箱買ってもた…
どんだけ意思が弱いねん…
昨日に戻れたら絶対吸わんです…

罪悪感に苛まれながら日記パタン…

あれ…

まだ「昨日」やん
まだ間に合うやん
セーーーーーーーーーーフ

って事ですね。

これでも十分に抑止力はあると思います。

 

で、その日記を毎日書くってのも良いと思います。それによって継続感が生まれますからね。そしてその継続数をしっかりとカウントすることでより効果は高まるのではないでしょうか。

連続45日とかになってきたら、もはやある種の強迫観念みたいなのが芽生えて崩すのが怖くなりますからね。

 

ちなみに日記と言うのは、1つの例であって、リアリティを感じることができるのであれば、特に日記である必要はないと思います。

例えば「タバコをやめたかった30年後の自分」の写真を作るとかもいいと思いますよ。

ネットとかで検索したらいろいろ出てくるじゃないですか。タバコを吸い続けた人の外見とか、どす黒い肺とか、壊死した足とか。海外のタバコのパッケージになってるようなやつですね。

その辺の素材を適当に集めてきて、自分の未来の写真っていうの作ってみる。結構リアリティあると思いますよ。

それを毎朝眺めて、悲しい気持ち、後悔の念、あの時辞めていれば…

そして、ふと鏡を見る。

「イケメンやん…(当社比)」

て事ですね。

「やめれば〇〇ができる」とかよりも、「やめなきゃ〇〇ができなくなる」みたいなネガティブにアプローチする方が効果は強いと思います。

未来の自分に対するネガティブな動機付け

これが今の自分を変える最も有効な手段ではないでしょうか。そして思うだけでは、やっぱりすぐに人は忘れてしまうので、紙に書きましょう。未来の日記として可視化するのです。

大丈夫、今日が1日目です。まだ全然間に合う。

ぜひお試しください。


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