他人には打ち明けられなかったり、親や友達にも相談できないような悩みや問題はどうやって解決すれば良いですか?

人に相談できない悩みを解決したければ、それを『他人の悩み』だと思って考えるといいです。

つまり、他人事として考えるのです。

自分の問題を自分で解決しようとすると、自分の『キャラ設定』がリミッターをかけてしまうんですよ。『キャラ設定』とは、たとえば、得意不得意とか、能力値とか、好き嫌いとか、金銭的な余裕とか、時間の都合などです。

「お金がない」とか「ブラック企業勤務で時間が取れない」のように、自分のことだから把握しているしがらみって沢山あるじゃないですか。そういった『解決に向けて考慮するべき要素』が、解決策を考える妨げになってしまっているんです。つまり、自分の『キャラ設定』に縛られてしまうということです。

でも、実はそういう、一見がんじがらめで解決の糸口が見えないような問題でも、他者からするとシンプルだったりするわけです。

たとえば、これ実際にあった相談なんですけど、「同居している親に部屋を片付けろだの、風呂に早く入れだの、Amazonの荷物は自分で受け取れだの、色々小言を言われて精神的にまいってる」ってのがありました。

他人の僕からすれば「一人暮らしをすればいい」と一瞬で分かるわけですね。というか、誰の目にも明らかじゃないですか。

しかし、当事者として考えていると、親の面倒や金銭的な問題、一人暮らしへの不安、実家の方がなんだかんだ言って楽、自炊はめんどくさい、といった様々な『キャラ設定』が、『家を出る』という極めてシンプルな解決策を考えないようにさせているのです。

で、実はこの問題におけるキャラ設定は、『一人暮らしをすると言う行動に踏み切れない自分を正当化する為の理由』に過ぎないのです。人は現状維持をすることが最も楽なので、どうしてもそこに偏りが生まれてしまう。そうなると、『どうすれば小言を辞めさせられるか』という発想にしかならず、解決が難しくなるわけです。

まぁこれは極端な例かもしれませんが。

で、こういう返答をすると、ハッとしたような反応をされます。自分では気がつかないのです。いや、正確には気がつかないように無意識的にシャットアウトしてしまっているのです。

その後で「いや、そりゃそうなんだけど…」って必ず言われます。まぁその気持ちはわかります。だけど、問題を解決するには妥協をするか、無理矢理にでも突破しなければいけないポイントが必ずあるわけです。

生物には『種の保存』という生得的に備わった一時的欲求のための防衛本能があります。それにより、なるべくストレスがかからない解決法を探そうとしますが、そんなものは存在しないのです。どこかを押せばどこかが出っ張るわけで、こじれた問題のほとんどは、丸く収めることなど不可能です。

だから、解決策の提案を他人に委ねるのです。つまり、他人の視点から考えるのです。

他人の悩みであれば、キャラ設定に縛られる事がないので、その問題を解決するための方法が一瞬で見つかります。先程の「一人暮らしをする」がそういうことです。

それが出来るか出来ないかを検討するのは最後です。

まずは自由な発想で、抱えている問題を解決できそうな方法を模索しなければなりません。それから、自分のキャラ設定とのすり合わせを行い、「これなら何とかやれそうだ」という突破口を見つけるのです。もしかしたら丸く収まる画期的な方法も見つかるかもです。

具体的なやり方としては、『自分と同じ悩みを抱えた他人にアドバイスをする』という状況を想像してみるのがいいですよ。自分と同じ悩みを抱えた人の問題解決者になったつもりで考える。僕はそうしています。

ぜひお試しください。