Q.人の心理を操り、心を動かすような方法は何かありますか?

人を動かしたければ、相手の行動に『運命付け』をしてみて下さい。

つまりその決定が”自分にとって必然的”だと相手に思わせればいいと言うことです。

例えば、何かを買い物する時。その目的の商品が自分にとって『運命のもの』だと感じたら、たとえ致命的な欠点を抱えていたりしても、買っちゃった事ないですか?自分にとって運命のものだと感じたら、多少値段が高かったりしても、もはや大した問題ではないと考えてしまいますよね

それは必然性と言う強力な偏見が、問題や欠点を過小評価し、無視してしまうからです。簡単に言うと、その商品を「良く見よう」とするわけです。

『運命付け』は、特に自分が好意的に思っている事に対して、自分の決定を正当化するための材料として行われることが多いです。新しい車が欲しい時だったり、好みの女性を見つけた時だったり、そのような時に『運命付け』は強く働く。人間は自分の選択に『確証』が欲しい生き物です。『運命付け』は、誰の手も借りずに1人で勝手に確証を得る最も手っ取り早い方法なのです。

では、その運命だと感じる偏見『運命付け』は、どのようにして生まれるか。

例えば、『過去性』なんてものがあります。『過去性』とは、「以前に見たことがある」「知っている」と言うような感覚です。

近所のバス停でよく一緒になる女性が、たまたま旅行先にもいた場合、あなたは運命を感じるはず。「こんなところで出会うなんて運命に違いない」と。それは旅行先で出会ったその女性が『過去に会ったことのある人』だからです。過去にあった事がなければ、その女性も赤の他人の1人にすぎない。

それを意図的に行います。

あなたが商品販売をしているとして、例えばAとBの商品がありAの商品を買わせたい場合は、事前にAの情報をチラ見せしておくのです。そうすると、相手の潜在意識にAの商品が印象づけられ「以前に見たことがある」という『過去性』を作ることができる。そしてそれが、『運命付け』を呼び起こすきっかけになるのです。

ちなみに、人間は意識して考えたことよりも潜在意識から湧き上がる感情に強い影響受けます。ダイレクトに情報を与えるよりも、むしろさりげなくチラ見せする方が『運命付け』には効果的なのです。

過去性以外であれば、相手の持っている固有の特徴を、買わせたい商品などと紐付ける方法もいいと思います。

例えば、相手の生年月日と、売りたい商品の製造年月日が全く同じだとしたら、相手は運命を感じるでしょう。自分の名前と、取引先の相手の名前が全く同じでも、やはり運命を感じるに違いない。そのように相手固有のものに対して、何か共通点を持たせることが運命を感じさせるポイントになる。

人間は、自分固有のものに対して強い興味を持っている。だから、血液型占いや手相の占いというのが流行るわけです。そこに関連性を持たせることで必然性と言う強力な偏見を生み出すことができる。

自分の固有のものに関連付けがなされて、その上でさらに過去性もあれば、もはや相手は「この商品は自分のために作られた」と感じるはずです。

是非お試しください。